まずは勇者シリーズからおぼえてる範囲で歴代のを。
今回は初代エクスカイザー。思い入れがありすぎて、思いっきり贔屓目な感想になってますw
おそらくリアルタイムでは見たことなく、子供の頃に再放送を飛ばし飛ばし見ていたと記憶。大学生になってから友人とまとめて見直したのは良い思い出。
・ロボットと少年
ロボットものといいつつ、物語の大半はエクスカイザーとコウタ君の交流がメインだった印象。なかなか言葉に出来ないのがもどかしいんだけど、終始エクスカイザー(製作者)からコウタ君(視聴者=子供たち)へのメッセージが優しさにあふれてて、何度目頭が熱くなったことかw
・宝
もう一つの大きなテーマであったろう「宝」について。物語の進行は、「宝」を狙う悪役ガイスターとそれらを守るエクスカイザー達の構図で行われるんだけど、その「宝」のチョイスがまたね・・・!
ガイスターは宝と聞けば何でも狙いにいくので、色んなものが宝として登場。本とか薬、電気etc...場合によってはカラオケ装置だったりw一見するとおかしく感じるんだけど、ハッとさせられることも多かったり。ある程度の年齢になって見直したから気付いた部分もあるけどね。
そして、いろんな「宝」を通じて、視聴者に「あなたにとって本当に大切なもの、宝と呼べるものはあるのか?」と投げかけてきます。ここら辺は、ラスボス、ダイノガイストとの最終決戦も「宝」をめぐってのやりとりがあり、とても印象深いものに。
・勇者
勇者シリーズの走りの割に、意外と「勇者」という単語は出てこない。確か2~3回ぐらいだったような・・・
その分、本当に大事な場面で使われてるので逆に勇者とは何かを考えさせられます。ネタばれになるので、実際に見て確かめてほしいですw
・欠点
というか人に勧める上での問題点。基本的に1話完結の単調な物語の繰り返しを1年間分、48話に渡ってみることになるので、今の20話くらいで緩急のあるアニメに慣れてる人らには退屈と思われることが多々。
上記の内容が琴線に触れた人にとってはそれも気にならないと思うけれど、子供向け作品だった事が大きな要因かと。毎週見れるか分からないのに、小難しいストーリー展開は出来なかったでしょうしね(・ω・`)。
・まとめ
僕がアニメ・特撮を見る上で、大きな指針の一つにしてるのが「子供向け」であるかどうか。「特撮・アニメはまず子供が楽しむためのもの」というのが僕のスタンスだし、出来れば将来こどもと一緒に見たいと思える作品が好き。
その意味で、エクスカイザーはとても良質な作品。「これからのあなたへ」じゃないけど、(後続の作品と共に)ずっと子供たちに語り継がれるものになって欲しいと思ってます。